西村優菜「今季一番調子が悪い」 牛タンパワーで不振脱却へ

◇国内女子◇ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン 事前（22日）◇利府GC （宮城）◇6491yd（パー72）

「正直、今季一番調子が悪い。ショートアイアンから全部球が当たらない感じで、縦も横もブレる。縦に関しては5ydから10ydぐらい飛ばなくなっている。正直あまり良くないけど、できる限り最大限に調整していきたい」

大会連覇がかかる西村優菜の表情が曇る。前週も連覇がかかっていた「住友生命レディス東海クラシック」で、今季21試合目にして初の予選落ちを喫した。2日間を通じてのパーオン率67％（24／36）、平均パット数は30.5だった。

「まずはトップの位置がいつもと違うところに上がってきていたし、それが原因なのかダウンスイングも本当は右でさばきたいですが、それがなかなかできていない」。この日のプロアマ戦でもスイングを入念に確認した。

前日21日（水）は宮城県立こども病院で、難病に苦しむこども達とオンラインゴルフゲームで交流した。「すごく楽しんでもらえた。元気をもらいました」。自身もこれまでの優勝でチャリティグッズを作るなど、社会貢献活動に積極的なだけに気持ちを新たにした。

前年大会の期間中は牛タンを食べ続けて頂点に立った。「験担ぎはしないが、牛タンを食べて元気だそうかなと思います」。初日はアウトコースから勝みなみ、稲見萌寧と同組で午前9時50分にスタートする。（宮城県利府町／玉木充）