結果だけでなく“過程”も大事に 吉田優利「去年の自分を超える」

◇国内女子◇楽天スーパーレディース 事前情報（27日）◇東急グランドオークGC（兵庫県）◇6616yd（パー72）

「すごく楽しみにして来た。新鮮な感じもあるかなと思ったけど、いつも通りに会場入りできたので、すごく自然体でいられて楽しい」。前年大会、最終日に「66」をマークして逆転でツアー初優勝を果たした思い出のコースに、吉田優利が帰ってきた。

後半12番からの5連続バーディ。サンデーバックナインで大きくスコアを伸ばして勝利を手繰り寄せた記憶は、1年経った今でも鮮明に残っている。

「キャディさんと『ここは何番で打ってたよね』という話をしていた。その中でもティイングエリアが後ろに下がっているホールもあったので、新しい感じで回れると思う」と笑みを浮かべた。

直近の3試合ではトップ10入りが2度と、好調を維持している。「ショットの状態もずっと安定していて、あとはパッティングが入ってうまくかみ合えばいいという状況が続いているのは、いつも上位争いを目指している自分にとっては良いこと」と冷静に分析する。

「良い状態のうちに優勝できればいいけど、優勝できなくてもきちんと（良い）状態を保って、ずっと上にいることも重要」。“結果が全て”と言われるプロの世界で戦い続ける身だが、結果に至るまでの“過程”も大事にしている。

「今週はボギーフリーを狙いながらもアグレッシブさを欠かないように。今年は4日間になって（去年とは）また違う展開になる。優勝とか連覇とかいろいろあるけど、去年の自分を超えられるようなプレーをしたい」と気持ちを高めた。（兵庫県加東市／内山孝志朗）