ルーキーの吉田弓美子、シード権を目指し好発進
2009/10/16 20:00
「富士通レディース」初日、1打差に9人がひしめく混戦模様となる中、ルーキーの吉田弓美子が3アンダーの3位タイ。宮里藍や有村智恵らスター選手に並び、堂々の好スタートを切った。
吉田は、今年のプロテストで見事にトップ合格。その特典として、今シーズンは8月の「ヨネックスレディス」から11試合の出場権を獲得し、現在はシード権を目指し奮闘する日々が続いている。「ヨネックスレディス」から先週まで6試合に出場、最高位はデビュー戦の24位ながら、4試合で予選を突破。今週も素晴らしい滑り出しを見せ、トップ合格の実力は伊達ではないことを証明しつつある。
今週、初めてプロキャディを帯同させているという吉田。報道陣に囲まれ、「すごく細かいところまで教えてくれるので、“こんなに安心して打てるんだ”と、自信を持って打てました」とご満悦。ただ、あまりにもキャディに頼り過ぎ、ホールごとのセカンドの距離やパットの距離を覚えておらず、キャディが報道陣に詳細を伝える珍場面も。それだけ1つのショット、1つのパットだけに集中できた、という裏づけでもある。
現在は、賞金ランキング99位。残りは今週を含め5試合と、徐々にリミットも迫っている。まずは、3試合後の「樋口久子IDC大塚家具レディス」までに同ランク70位以内に入り、サードQTの出場資格を確定させたいと話す。「ベスト5、ベスト10を目指して頑張ります」と、ゴールデンルーキーが気合を込めて目標を掲げた。