なでないように… 高橋彩華は“知り過ぎた”コースと対決へ
2022/06/02 19:27
◇国内女子◇リシャール・ミル ヨネックスレディスゴルフトーナメント 事前(2日)◇ヨネックスCC(新潟県)◇6475yd(パー72)
前年大会9位の地元・新潟出身の高橋彩華はプロアマ戦で調整。小学時代から通い、計200ラウンド以上プレーした勝手知ったるコースだが、「知り過ぎて難しい。早く2勝目を挙げられるように毎日60台で回りたい」と警戒した。
今季は平均バーディ数1位(3.7317)と攻めのゴルフを展開し、メルセデスランキングも4位と好調をキープ。パーオンホールの平均パット数3位(1.7617)と、グリーン上の迷いのなさが結果につながっている。
「しっかりと打つようにしている。怖がって、なでないように。しっかりと“パチっ”と打つようにすると良くなった。勇気を持ってパチっと」
今週は新潟市内の実家から約1時間かけて“通勤”。「実家だから結構ダラける。うまくコントロールしたい」。地元に帰ると必ず足を運ぶ焼肉屋とラーメン屋も大きな楽しみで「ラーメンは背脂しょうゆ。背脂マシマシで」と笑顔を見せた。
一方、ディフェンディング王者の笠りつ子は好不調の波に苦しんでいる。今季2戦目から予選通過、予選落ちを5回繰り返した。前週は33位で今週は“予選落ちの流れ”だが、不吉な周期を断ち切りたい。
「光と影があるとしたら、影の所にいるんだろうなと。光に行けるように腐らずにやろうと思います」と前を向いた。
パーオン率は5位(70.5%)とショット好調も、平均パット数(1ラウンド当たり)が30.9(95位)。高橋と違いグリーン上の不振が目立っているが、上昇気流をつかんで大会連覇に向かいたい。(新潟県長岡市/玉木充)