2022年 リゾートトラストレディス

木下彩に恵みの雨 仲良し・渋野日向子との再会は一瞬だった

2022/05/28 07:07
木下彩は2日目に18ホールを回れた。暫定4位に

◇国内女子◇リゾートトラストレディス 2日目(27日)◇メイプルポイントGC (山梨)◇6580yd(パー72)

前夜からコースに落ちた雨は朝方に激しくなり、全体のティオフ時刻は予定よりも3時間半遅れた。一報があったのは午前6時前で、ほとんどの選手は宿舎に滞在中。23歳の木下彩は「暇すぎて、(ウェアを)洗濯していました」とホテルのランドリーに駆け込んだ。

「きょうは終わったら(洗濯が)できなさそうだった」と帰りが遅くなることを予想して時間を有効活用。その行動を促した雨はコースでも助けになった。「私、球が止まらないんで。きょうは攻めやすかった」と軟らかくなったグリーンをショットで攻略。4m以内のチャンスを多く作り、5バーディ、1ボギーの「68」でホールアウトした。

長尺パターの使い手

大きくうねる形状のグリーンは厄介だが、「所属コースに似ているので。こういうグリーンに慣れている」という。山口・下関ゴールデンGCジャック・ニクラス設計のチャンピオンコース。山梨でもツアーの厳しいピン位置にしっかり対応している。

プロテスト合格の同期・渋野日向子とは中学時代から仲良し。6位だった4月「フジサンケイレディス」で同じ中国地方の方言に、表情もどことなく似ていると注目された。米国でプレーする渋野が国内ツアーに今季初出場した前週「ブリヂストンレディス」では、すれ違いざまに再会を喜んだ。「トイレで会いました」…。

同組の野澤真央とグータッチ

フィールドの約半分の選手が未消化の第2ラウンドを終え、通算6アンダーは暫定首位の小祝さくらに2打差の4位。「正直、きょうが一番、グリーンが軟らかいはず。一つでも伸ばすことができれば」と謙虚に目標を設定した。(山梨県上野原市/桂川洋一)

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