グルメ満喫&ニューヘアカラーの稲見萌寧 狙うは九州での初勝利
◇国内女子◇ほけんの窓口レディース 事前情報(12日)◇福岡CC 和白コース(福岡県)◇6299yd(パー72)
前週の国内メジャー「ワールドレディス サロンパスカップ」で3位に入った稲見萌寧の心の内は「全然変わらないですね」といつも通りだ。
昨年は21年初戦からの10試合で4勝を挙げたが、今季は10試合を終えて未勝利。しかし、復調の兆しは見えつつある。ティショットについては、「自分の打ち方で左に行くことはあったけど、今のシャフトは上手く打てれば左に行かない」。前週から実戦投入したドライバーのシャフト「日本シャフト NSプロ レジオ フォーミュラM+」に手応えを感じている。
一方で、以前から抱えているテークバックの際の違和感は「毎週あります」と話す。「(気持ち悪さが)出ない日もあるけど、次の日になると違和感あるなーとか。繊細すぎるところもあるので、毎回スムーズにスイングできることはあんま期待してない。一生お付き合いです(笑)」と開き直りも大切だ。
この日のプロアマ戦は断続的に雨が降る中でのプレー。グリーンのコンディションは例年よりも軟らかく、ボールの転がるスピードも抑えられている。前週のメジャー仕様の高速グリーンとのギャップも感じたといい、パッティングが「全部ショートしました」と笑いながら話した。
今大会はツアー唯一の福岡での開催。「やっぱり食事は楽しみ。火曜の夜にもつ鍋食べて、お昼のおにぎりは全部明太子にしてもらってます」とグルメも満喫している。
加えて、今週からヘアカラーを緑&ターコイズブルーのミックスにチェンジ。「カーキ色にしたくて、シャンプーの色落ちとかも考えてこの色に。最初から良い色にしても色落ちしちゃうので」。周囲の反響も「みんなから『すごいね』って言われた。『緑似合うね』って言ってくれる方も多い」と満足気だ。
ツアー通算10勝の稲見だが、九州では未勝利。福岡グルメを力に変えて、九州初タイトルを狙いに行く。(福岡市東区/内山孝志朗)