大会＆会場「ダブルディフェンディング」稲見萌寧の悩みはグリーン上

◇国内女子◇富士フイルム・スタジオアリス女子オープン 事前（7日）◇石坂ゴルフ倶楽部（埼玉県）◇6475yd（パー72）

稲見萌寧がプロアマ戦で最終調整した。花屋敷GCよかわコース（兵庫県）で開催された前年大会を制し、今大会の石坂ゴルフ倶楽部で行われた2019年「センチュリー21レディス」でツアー初優勝を挙げた。

「ダブルディフェンディングという感覚。（初優勝は）3年前なので何かを感じることはないが、そろそろ上位で戦いたい」と大会連覇を目指すだけではない一戦に意気込んだ。

2020－21年シーズン9勝と圧倒的な存在感を見せて初の賞金女王に輝いたが、今季は5戦でトップ10が1度。前週は予選落ちと低空飛行が続いている。

一番の悩みがグリーン上だ。「一番影響が出ているのがパター。同じイメージでしていても（ボールの）転がりが違うようになってしまった」。今季の平均パット数は1.817（全体29位）と低迷の原因となっている。

「いろんな意味でものすごく悩みながらやっている。今落ち着いてゴルフができていない」。思い出深いコースで不振を脱出、上昇気流をつかみたい。（埼玉県鳩山町／玉木充）