「ちょっとでもポイントを」横峯さくらの次戦は海外メジャー

◇国内女子◇アクサレディス in MIYAZAKI 2日目（26日）◇UMKCC（宮崎県）◇6546yd（パー72）

今季から日本ツアーを主戦場に戦う横峯さくらは今大会後に米国へ向かい、31日開幕の海外メジャー「シェブロン選手権」(ミッションヒルズCC／カリフォルニア州)に出場する。

大舞台に臨む前の最後の試合は悪天候で2日目が中止になり、初日4オーバー97位で予選落ちとなった。それでも前週の「Tポイント×ENEOS」では9位フィニッシュして手応えをつかんでトップ10入り。「まずは安心しました」と胸をなでおろした。

「（やってきたことの）方向性は間違ってないというのはあったけど、ゴルフの内容が良くても順位が良くないとバランスというか、トップ10に入って『もっといける』なのか『やっと入れたなのか』で違う。その位置が分かった」。これまでは好成績でもホールアウト後に練習場へ向かうことがあったが、「バタバタしないというか、目の前の一打に集中できているかな」。

今季はQTランキング21位の資格で日本ツアーの前半戦に出場できる。それでも後々の“仕事場”を確保するためにもメルセデスランキングを上げていきたいところ。各試合の順位に応じて加算されるポイントでランキングは決まり、海外メジャーは最も高いポイントが配分される。3日間大会の日本ツアーで優勝者に加算されるのは200pt、対して海外メジャー優勝なら800ptとその差は大きい。「ちょっとでもポイントを稼げるなら、というのと、今のいい状態でどこまで臨めるのかも試してみたい」と思いを込めた。

前週は上位で戦っていたためプレーする姿がテレビで放送された。「テレビに映る機会が多くてコメントとかいただいて、お世話になっている方からも連絡が来た。改めてテレビに映るのはすごいことだなと感じました」と反響をかみ締めた。その機会を増やすためにも国境を越えて奮闘する。(宮崎市／石井操)