西郷真央は2週連続V逃す アンダーパーは25試合連続に
◇国内女子◇明治安田生命レディス ヨコハマタイヤ 最終日(13日)◇土佐CC(高知)◇6228yd(パー72)
入れればプレーオフに突入する最終18番の5mのバーディパットは、20cm届かなかった。ギャラリーからのため息と同時に西郷真央が思わず表情をゆがませた。
「ミスパットをしているわけではないので、仕方ない。プレーオフは気にしていなかった」と2週連続優勝を逃したが、いつも通り淡々と振り返った。
4バーディ、1ボギーの「69」。通算12アンダーでトップには1打及ばず。それでも「迷いながらだが、まずまずのショットは打てていたかな」と前を向いた。パーオン率は78%(14/18)を記録した。
これでアンダーパー記録は25試合連続(※)とシーズン序盤から抜群の安定感を誇る。次週「Tポイント×ENEOS」(鹿児島高牧CC)に向けて「まずはアイアンショットの精度を調整したい」と気持ちを切り替えた。
1打差の単独首位から出た植竹希望は3バーディ、1ボギーの「70」でプレーし、同じく通算12アンダー2位に終わった。
「グリーンには乗っていたが、バーディチャンスになかなかつかなくて、ロングパットばかりだった。バーディ合戦のコースでショットが荒れちゃうと辛い」と下を向いた。
前半4番で50cmにつけてバーディを奪ったが、9番では2オンに失敗してボギー。後半は2バーディも「前半から2つぐらい伸ばせていたら…」と悔やんだ。
3週後には大事なホステス大会「ヤマハレディース」(静岡・葛城GC山名コース)も控えているだけに調子を上げていきたい。(高知県香南市/玉木充)
※<連続アンダーパー記録>
25試合 西郷真央 22年 ※継続中
15試合 稲見萌寧 21年
14試合 李知姫 11年
14試合 李知姫 09年
14試合 笠りつ子 16年
14試合 申ジエ 17年