安田祐香 新ウェア「オークリー」で臨むプロ3年目
女子プロゴルファーの安田祐香が米国発のスポーツ&ライフスタイルブランド「オークリー」とサポート契約を結んだ。同社が1日、発表した。安田は3日開幕の2022年初戦「ダイキンオーキッドレディス」(琉球GC)から同社のアイウェア、アパレル、ベルトなどのアクセサリーを着用してツアーに臨む。
同社は1975年に創設以降、10年以上にわたってメンズラインのゴルフウェアを手掛けてきた。新たに展開されるウィメンズは「トレンドに流されず、自分らしさを貫く」をテーマに快適性やスタイリッシュさを兼ね備え、安田のフィードバックも反映させた国内独自のラインアップになっているという。
着用した安田は「締まった感じの色合いとか、柄、デザインがある。長ズボンはしゃがんだ時に伸びやすい素材を、などプレーにつながる部分は自分から相談させてもらった。カッコいいデザインも多くて気に入っています」。新ウェアに胸を躍らせた。
2019年プロテスト合格。デビューシーズンは頚椎のけがに始まり、2021年は左上腕部に「肉離れみたいな」痛みを抱えるなど思うような結果を出せずに苦しい時間を過ごした。「けがで痩せてしまった」影響で飛距離は落ち、強みだったパーオン率は65.75%(2020-21シーズン)と低迷。「自分の準備不足もあったと思う」と振り返る。
新シーズンを迎えるにあたって、体に痛みはないという。トレーナーから首の部分に「爆弾を抱えている」と言われているそうだが、「普段から姿勢に気をつけたり、枕とかも大事」と注意を払う。今オフは「落ちた飛距離を戻すことをメインに、(クラブを)振るように意識した。体作りも見直して、食事も頑張った」とプロ3年目へ向けて準備を進めてきた。
QTランキング20位の資格で今季前半戦の出場は確保しているが、「後半も出てシードを獲りたい。優勝もしたいですし、将来的にはシードをずっと獲り続けられる選手になりたい。ショットでチャンスをつけるというのが私らしいというか、そういうゴルフができたらいい。練習量もそうだけど、全体的にもっと頑張っていきたい」と意気込んだ。今秋に発売開始となるウェアの広告塔としても、勝負の前半戦になる。(沖縄県那覇市/石井操)