メルセデスランキング、距離測定器… 2022年女子ゴルフ変更ポイント
2022/02/25 17:22
2022年の国内女子ツアーは、3月3日(木)に「ダイキンオーキッドレディス」(沖縄・琉球GC)でスタートを切る。シーズン開幕を前に新たに変更されたルールや制度を調べた。
■メルセデスランキング
シード権やリランキング、特定大会(TOTOジャパンクラシック、3ツアーズ)出場権などの基準が、賞金ランキングからメルセデスランキングへ一本化された。
これにより大会ごとの賞金格差を是正する。また、海外メジャーは国内3日間大会の4倍のポイントが付与されるため、選手たちに積極的な海外メジャー挑戦をうながす。
複数年シードの条件も整理された。これまでは公式戦の複数回優勝や賞金ランキング1位を組み合わせて最長15年が与えられていたが、「公式戦優勝:3年、メルセデスランキング1位:4年、上記の条件複数該当者:5年」と最長5年に改められた。
■距離測定器
今季から距離測定器の使用が認められる。米女子ツアーでは昨年6月のメジャー「KPMG全米女子プロゴルフ選手権」で使用可能になるなど、海外ツアーではすでに使用が認められていた。
日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)担当者によると、距離測定器の種類などについては細かく明記しない。ただ、規則では「高低差を計測すること。または距離や方向の情報を解明すること。コースの風速を計測すること」は認められていない。
規則に違反すると1回目の使用で一般の罰(ストロークプレーでは2打の罰、マッチプレーではホールの負け)、2回目以降は失格の対象となる。