2021年 マスターズGCレディース

キム・ハヌルが現役引退「私にとってはベストなタイミング」

2021/10/18 10:15
現役引退を表明したキム・ハヌル※撮影はスタンレーレディス

日本女子ツアー6勝のキム・ハヌル(韓国)は、10月25日(月)に現役を引退すると発表した。18日、マネジメントとスポンサー契約を結ぶ延田エンタープライズを通じて明らかにした。21日開幕の「NOBUTA GROUP マスターズGCレディース」(兵庫・マスターズゴルフ倶楽部)が引退試合となる。

1988年12月韓国京畿道生まれの32歳。2006年にプロ昇格後、韓国ツアーでは11年から2年連続で賞金女王を獲得。15年から日本ツアーに本格参戦し、同年の「マンシングウェアレディース東海クラシック」で初優勝を遂げた。

2016年には2勝、17年には3勝を重ね「スマイルクイーン」の愛称で親しまれた。18年以降は勝ち星を挙げられずにいた。2020-21年シーズンは22試合に出場し、予選落ちが8回、最高位は今年4月の「富士フイルム・スタジオアリス女子オープン」の3位だった。賞金ランキングは79位にとどまっていた。

リリースで、ゴルフツアー生活15年のうち7年を過ごした日本ツアーを「日本に来るまではたくさん悩み、心配もしましたが、振り返ってみると来て良かったと思います。日本でゴルフツアー生活をしながら、私自身もたくさん成熟し、大人になり、選手としてもたくさん成長できた」と述べた。

スポンサーやファン、スタッフに感謝を示し「引退を残念だと思われるかもしれませんが、私にとってはベストなタイミングだと考えております。これからはたくさんの物事に触れ、新しい分野に挑戦することへの不安はありますが『目標に向かい最善を尽くすキムハヌル』になりたいと思います。バージョンアップした姿でまた日本の皆様にお会いできることを楽しみにしております」とコメントした。

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