2021年 日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯

稲見萌寧は4打差で週末へ「ツラさを笑顔でカバーする」

2021/09/10 18:46
笑顔の裏にはツラさがある?

◇国内女子メジャー◇日本女子プロ選手権大会コニカミノルタ杯 2日目(10日)◇静ヒルズCC (茨城県)◇6680yd(パー72)

実力者が静かにリーダーボードを上がってきた。初日に続いて2アンダー「70」をマークした稲見萌寧は、通算4アンダー10位に浮上。自身初のメジャータイトル獲得へ向けて、首位と4打差で大会を折り返した。

1番スタートの2日目は、7番から3連続バーディを奪うなど、11番を終えて通算6アンダーと首位に迫った。その後は2ボギーとつまずいたが、「(スイングで)トップに上げた瞬間に音が鳴って気になってラフとか、1mのパットのときに『ポンっ』ってボールの(着弾する)音が鳴って外してとか…。調子は悪くないけど、タイミングが悪かった」と振り返った。「自分が悪かったわけじゃないので、あすから頑張ろうって切り替えます(笑)」

棄権した先週を除いた直近6試合で、優勝1回を含むトップ10入りが4度。抜群の安定感を誇るが、「楽しいは楽しいけどツライです。ツラさを笑顔でカバーする」と、その秘訣を明かした。

まずは予選通過にひと安心。優勝を意識するのは、「最終日の最後のハーフ」と稲見はいう。「(予選を通って)失うものはないので、少しずつプレッシャーをかけられる位置に行けたら…」と、週末へ徐々にギアを上げていく。(茨城県常陸大宮市/今岡涼太)

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