2021年 日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯

「飛距離はもっと重要視されていくべき」コースセッティング担当の山崎千佳代

2021/09/09 08:18
コースセッティングの意図を説明する山崎千佳代(Atsushi Tomura Getty Images)

◇国内女子メジャー◇日本女子プロ選手権大会コニカミノルタ杯 事前(8日)◇静ヒルズCC (茨城)◇6680yd(パー72)

女子プロ日本一を決める「選手権」で、今年のコースセッティングを担当するのは山崎千佳代プロ。「ラフは90mmでイメージ通りの素晴らしい状態。フェアウェイ幅も30yd前後で狭くはないので、思い切ってドライバーショットは打っていけると思う。一見、飛ばし屋が有利かなと思うけど、フェアウェイの先が絞られているホールもあるので、ティやホール位置によって難易度が変わってくる」と、今年のコース状態を説明した。

「世界に通用する選手を輩出する」のが日本女子プロゴルフ協会の使命のひとつ。山崎プロは「海外のトップクラスを見てきて、やはり飛距離はかなり大事な部分ですし、もっともっと重要視されていくべき点だと思う」という考えのもと、今大会でも距離を強調したホールがいくつかある。

13番(パー4)はティを前に出さずに430ydを維持する予定。6番(パー5)も565ydの設定で、2オンが狙える9番(470yd)、10番(490yd)のパー5とは一線を画するホールとなっている。8番(パー3)も210ydあり、「過去のプロテストを見ても、ドライバーで届かない選手もいた」という長さがハザードとなっている。

それでも、「トップクラスの選手は1日4つ5つのバーディは獲っていける。ポイントはリカバリー。取りこぼしを少なく、ボギーを打たない。そういう選手が優勝争いに入っていけるのかな」と山崎プロ。優勝スコアは「15アンダー以上」と予想した。(茨城県常陸大宮市/今岡涼太)

2021年 日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯