東京五輪銀メダリストと同学年の吉本ここね「日々成長」
2021/09/04 18:12
◇国内女子◇ゴルフ5レディス プロゴルフトーナメント 2日目(4日)◇ゴルフ5カントリー 四日市コース(三重県)◇6563yd(パー72)
吉本ここねが5位から出て1イーグル4バーディで自身のベストスコアに並ぶ「66」でホールアウト。競技を終了できなかった新垣比菜、大里桃子と並ぶ通算10アンダーで暫定首位に浮上した。
前半2番から連続バーディでスコアを伸ばすと、14番では145ydから6Iでイーグルを奪取した。2021年3月「ダイキンオーキッドレディス」初日以来、2度目のイーグルに「入ったのは見えなかったが、いい感じに打てた。びっくりしました」と手放しで喜んだ。
2000年の早生まれで、今夏の東京五輪銀メダリスト、稲見萌寧とは同学年。「同じ年齢とは思えないぐらいすごい。すごいとしか言いようがない。萌寧ちゃんは本当にずば抜けている。私も頑張りたい」と日本女子ゴルフ界を引っ張る稲見に刺激を受けている。
2020-21年シーズンはここまで39試合中、38試合に出場。身長161cmで体重50.5kgと細身で体力的に不安もあるが、「出られる試合は全部出ている。出場できるだけでもありがたい。ちょっと疲れたりもするけど、経験することは大切」。賞金ランキング79位ということもあり、初シード獲得へ向けどん欲だ。
ツアー初優勝がかかる最終日へ、21歳は「自分の良いゴルフができるように日々成長できたらいいなと。今までよりも良いゴルフができたら。優勝は考えずにできたら」と静かに気持ちを高めた。(三重県四日市市/玉木充)