小祝さくら「残ったからには成績を」 優勝パターには問い合わせ殺到
2021/08/19 14:59
◇国内女子◇CAT Ladies 事前(19日)◇大箱根CC(神奈川)◇6638yd(パー72)
前週にツアー5勝目を挙げた小祝さくらだが、一度寝てしまえば「いつもと変わらない日常」に戻る。翌日の月曜と火曜は練習とトレーニングに励み、激しい雨が降り注いだ前日18日は会場を訪れて3ホールのみプレー。この日に残りの15ホールを回ってコースを確認した。
今大会から9番と18番が入れ替わり、パー5だった13番は484yd から418ydへと距離が短くなってパー4に変わった。警戒ポイントは前日まで雨だったこともあってグリーン上。「段があったり、軽いマウンドがあったりする。あす、あさってになると状態も変わると思うのでスピード感やグリーンの硬さには注意して、ショットでしっかりチャンスにつけられたらいいな」と意気込んだ。
今週も前週と同じパターで臨む。小祝の出身地でもある北海道北広島市に拠点を置く「株式会社ワールド山内」の自社ブランドパターで、小祝のモデルに限らず1本「最低100万円」のもの。「会社にたくさん問い合わせはあったみたい。自分もクラブを受け取った時に『これで優勝できるように頑張ります』って言ったけど、もらったその週に優勝できて作ってくださった方もビックリしていた」
今大会は2018年、19年で出場したが、ともに予選落ちを喫した。さらに今週は出場を辞退した海外メジャー「AIG女子オープン(全英女子)」がスコットランドで開催されている。「こっちに残ったからには成績を残さないと。まずは予選通過を目指して、初日出遅れないようにしたい」。初めての2週連続Vを狙うも控えめに話した。(神奈川県箱根町/石井操)