決めた道を行く 河本結が畑岡奈紗の惜敗に感じたこと
2021/06/18 19:21
◇国内女子◇ニチレイレディス 初日(18日)◇袖ヶ浦CC新袖C(千葉)◇6550yd(パー72)
2週前の海外メジャー「全米女子オープン」で畑岡奈紗が笹生優花にプレーオフで惜敗。河本結は、異国の地でともに戦ってきた畑岡の勇敢な姿に心を打たれた。
「2人とも応援していました。なっさー(畑岡)に連絡したんですが、本人は『また頑張ろうね』と。彼女は自分がやるべきことをしっかりと一歩ずつやっている。私も先の不安とか、過去の後悔とか見ずに、自分が選んだところを進み続けていくだけかなと」
2020年から米ツアーに参戦していた河本だが、5月「リゾートトラスト レディス」から日本ツアーに戦いの場を移した。世界トップクラスの選手が集う米国で結果を出す厳しさは、身を持って感じてきた。
「いろんな思いはありますが、自分が後悔なく決めた道。それを貫き通すしかないと思っている」。米ツアーに二度と挑戦しないわけではない。それでもまずは日本でプレーすることが世界への近道だと信じている。
この日は5バーディ、2ボギーの「69」。首位と2打差の3位で終えた。「すごく好きなコースのひとつ。ショットメーカーが有利。どんどんチャンスにつけて、というのがカギになる。相性もいい」。パーオン率83%(15/18)とショットメーカーとしての力も示した。
「日本ではお肉が多い。お寿司も食べています」と笑顔を見せた。日本に戦いの場を移して4戦目。42位、41位、20位と順位も右肩上がりだ。
「自分のゴルフを確立していけている実感はある」。2019年「アクサレディス」以来となるツアー2勝目へ期待も高まる。(千葉市若葉区/玉木充)