魔のホールで失速 工藤遥加は初V逃し「完全なミス」
2021/05/30 19:02
◇国内女子◇リゾートトラストレディス 最終日(30日)◇セントクリークGC (愛知)◇6605yd(パー72)
最終組でスタートした工藤遥加と新垣比菜は前半2番でそれぞれバーディを奪ってスコアを伸ばしたが、続く3番パー3(150yd)の餌食となった。
グリーン右手前に池が広がるホールで、最終日は手前から23yd、右から4ydと厳しい位置にカップが切られた。
ともにティショットで池ポチャさせ、単独首位を走っていた工藤は3オン3パットで「+3」となり、新垣は池手前でドロップさせて打った3打目を再び池に入れて「+4」。“魔のホール”となった。
スタート前の緊張はなかったという工藤。8番アイアンで放った1打目は「完全なミスショットで、当たりも薄かった」。6番からは2連続ボギーをたたき、後半はバーディを奪えず「79」。通算2アンダー15位と初優勝を逃してしまった。
ただ、このホールで大きく後退した選手は工藤や新垣だけではなく、東浩子と宮田成華も「+4」をたたいた。全美貞(韓国)にいたっては池ポチャ3発で「+6」と大たたき。
最終日のスタッツを見ると3番の平均スコアは「3.5152」で、1番パー4の「4.6212」に次いで選手らにとっては難しいホールとなった。(愛知県豊田市/石井操)