2021年 ほけんの窓口レディース

“あの時”より「ワクワクしている」 堀琴音に復調気配

2021/05/13 14:51
練習ラウンドでも笑顔が。堀琴音に復調気配

◇国内女子◇ほけんの窓口レディース 事前(13日)◇福岡カンツリー倶楽部和白コース(福岡県)◇6335yd(パー72)

25歳になった堀琴音に復調気配が漂っている。前週実施された出場優先順を入れ替えるリランキングで中盤戦の出場権を確保した。「オフにリランキング40位以内を目標にした。本当に入って(37位に)ビックリ」とQTランク164位からの急浮上を喜んだ。

賞金ランク114位と、シード権を喪失した2018年に極度の不振に陥った。復調のきっかけは今オフにドローからフェードに変更した1Wの球筋だ。21年は出場した4試合全てで予選を突破し、春先には2試合連続でトップ10に入った。

フェアウェイが狭い今大会のコースでも「練習ラウンドではフェアウェイに行った。前はミスをするとかなり曲がって打てないところまで行ったけど、いまはミスをしてもラフで止まっていたりする」

リランキングを突破。ここからの連戦に気を引き締めた

第2回リランキングが実施されるのは7試合後、6月末「アース・モンダミンカップ」の後。ここ数年は主催者推薦などスポットでの出場になっていたため「連戦になると体力的、精神的にも前とは違う感じになると思う。出る試合は一番を目指して、というのはある。優勝争いができたら良いなとは思う」と気を引き締めた。

若手の台頭が著しいツアーは入れ替わりが激しく、数年前の“期待の若手”という立場は“中堅”に。優勝を期待された2016、17年と比較し「あの時は、勢いがあって波に乗っていた。ただ、あの時より今の方が冷静になれている。あの時よりもいまの方がワクワクしている」。はっきりと自身への期待感を口にした。(福岡市東区/林洋平)

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