2021年 ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ

「チーム辻村」吉田優利は34歳・上田桃子の優勝に刺激

2021/05/04 16:41
上田桃子の優勝に刺激を受けて活躍を誓う吉田優利(大会提供)

◇国内女子メジャー◇ワールドレディスサロンパスカップ 事前(4日)◇茨城GC東コース◇6630yd(パー72)

前回2019年大会でアマチュアながら4位に入った吉田優利が「自分のなかで一番思い出深い試合なので、どうしても気合が入るというか、いつもより気持ちが引き締まっています」と今年初のメジャーへ向け、意気込みを新たにした。

前日3日はイン、この日はアウトコースをプレーして速いグリーンの感触などを確認。「2年前のメモと今年のメモで傾斜がけっこう違っていて、細かい傾斜が変わっているので、きちんとメモを見ながらマネジメントできれば」とコース攻略を頭に描く。攻めるだけだったアマチュア時代から、メリハリのあるプロのゴルフで成長を見せたい考えだ。

アマチュア時代のナショナルチームで同期だった古江彩佳西村優菜に優勝は先を越されているが、「もちろん勝ちたいけど、今、ゴルフと向き合うのがすごく充実しているので、そういうところにフォーカスを当てながらやっていけたら」と周囲に惑わされず、狙いは明確だ。

前回大会はアマチュアながら4位に終わった吉田優利。悔しい経験をいかしたい(写真は2019年大会)

師事する辻村明志コーチの「チーム辻村」の大先輩格、上田桃子が前週「パナソニックオープンレディース」で2年ぶりの優勝。「近くで練習も見ていたし、ゴルフの向き合い方も感じるので、ずっと第一線で活躍されてて、今もう 34 歳で私も頑張りたいと思うプレーだったので刺激になりました」

今季最高順位は4月の「KKT杯バンテリンレディース」の4位で、前週は予選落ちだった。今季ここまでパーオンホールの平均パット数は1.7868で全体6位にもかかわらず、パーオン率は64%で全体60位。アイアンショットの精度を課題に挙げ、「今週はスタッツと自分の状態をなるべくイコールにしていきたい」。計算が得意な21歳はまずは数字で自らを知り、ツアー初勝利をつかむ。

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