2020年 日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯

木村彩子、二人三脚で目指すリンクス攻略

2020/09/10 19:14
初日3位発進の木村彩子(右)。キャディは地元・岡山出身の坂口悠菜さん

◇国内女子メジャー第1戦◇日本女子プロ選手権大会コニカミノルタ杯 初日(10日)◇JFE瀬戸内海ゴルフ倶楽部(岡山県)◇6640yd(パー72)

2016年から出場している今大会は、過去4年連続して予選通過を果たしている木村彩子。今年も初日に6バーディ、1ボギーの5アンダー「67」で、首位と1打差3位の好スタートを切った。

「前半はチャンスが少なかったけど、逆に風が吹いてきた後半から、うまく風を読んでできました」と後半5番から3連続バーディ奪取。「真正面のアゲンストとかは少なくて、風がサイドから入ってくる。そういうときに短いクラブで風に乗せたり、大きいクラブで風に当てたりと考えなら狙っています」と、厄介な横風にもショットのバリエーションで対応した。

昨夏から香川・高松市を拠点とする南秀樹コーチに師事。このコースも事前に2回ほど練習ラウンドで経験済み。さらに今週は、同じ南門下で研鑽を積む岡山県出身の坂口悠菜さんをキャディに起用して、「一緒に練習ラウンドにきて、対策を練りました」とリンクス攻略に二人三脚で挑んでいる。

目標物の少ないリンクスコースは狙いどころを定めづらく、風の強弱によって同じターゲットを打つにも使う番手が違ってくる。過去、このコースを15~20ラウンドはしているという坂口キャディに「ぜんぶ聞いています」と全幅の信頼を置いている。

「明日は雨予報なので、距離のロストも考えながらパーを拾いやすいところに打っていって、しっかりパー5で獲りたいです」と、週末に向けた準備にも抜かりはないようだ。(岡山県笠岡市/今岡涼太)

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