2連覇を目指す穴井詩 海外メジャー辞退して国内戦に集中へ
◇国内女子◇NEC軽井沢72ゴルフトーナメント 事前(13日)◇軽井沢72ゴルフ北コース(長野県)◇6710yd(パー72)
大会連覇を目指す穴井詩は開幕前日の練習ラウンドを終えた。「ラフがすごく深くなっている。正確性が大事になるかな。フェアウェイが転がらず、キャリーで止まるのでそこは今年の方が楽かな」と前年との差を分析した。
2019年シーズンのドライビングディスタンスは2位・葭葉ルミに7yd差をつける260.67ydでトップ。国内屈指の飛ばし屋としても知られるが、「アドバンテージと言えるものがない」と嘆く。
それでも師事する井上透コーチのYouTubeでのドラコン対決では308.4ydを記録した。「(YouTubeは試合とは)別物としてやってる。試合は7割とか。拾ってつなぐゴルフで頑張ろうと思う」と意気込んだ。
穴井は次週20日開幕の海外メジャー「AIG女子オープン」(スコットランド・ロイヤルトゥルーンGC)の出場資格(※有資格者を除いて2019年日本ツアー賞金ランク上位5人)があった。一度はエントリーし、航空券まで手配したが最後は出場を取り消した。
「何の問題もなければ行っていましたし、行きたい。でも帰国して2週間のところで、母が持病を持っているので家には帰れない。別に家を借りるとなると、室内で練習ができる環境を作らなければいけない。そしたらその分の広さがある場所を探さないといけない。なかなか物件が探せず、練習場の確保ができない」
新型コロナウイルス感染拡大防止のための、日本帰国時の2週間の隔離措置が出場への障壁となったようだ。
今大会と8月27日開幕の「ニトリレディス」(北海道・小樽CC)を終えた先には自身がホステスプロを務める「ゴルフ5レディス」(9月4日開幕/岐阜・GOLF5カントリーみずなみC)が今季第4戦として控えている。再びメジャーへの切符を掴むためにも国内戦に集中だ。