JLPGA小林会長 次戦最短8月も「必要ならPCR検査」世界ランク加算は「わからない」
◇国内女子◇アース・モンダミンカップ 最終日(29日)◇カメリアヒルズCC(千葉県)◇6622yd(パー72)
約4カ月遅れとなったシーズン初戦を終えた日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)の小林浩美会長は「フルフィールド144人、4日間生配信、そして予備日(を使っての72ホール完遂)と、協会としてやりたかったことをすべて実現していただいた。(主催のアース製薬)大塚会長の熱い思いがなければ実現できなかった」と感謝を口にする一方、今後については手探りの状況が続いていく。
男子では一足早く14日付けで再稼働した世界ランキングだが、女子は依然として凍結中。日本に先駆けてシーズンが始まった韓国女子ツアーはすでに6試合を消化した。ただ、ランキングの再稼働予定といった情報はJLPGAにも入ってきていないという。
今大会では来年に延期された「東京オリンピック」の出場権を争う鈴木愛が2位に入ったが、小林会長は「私たちもわからない。その件(今大会のポイント加算)に関しては(管理団体に)質問をしようと思っている」と話すにとどめた。
早ければ次戦は8月14日からの「NEC軽井沢72」(長野・軽井沢72G北コース)。「今のところはっきり申し上げられませんが、開催するとなれば、2週間前からの検温、行動履歴の記録、問診票の提出、大会中の検温、大会後1週間の検温と行動履歴の記録という同じ行動が課せられることになると思う」と話し、開催が決まれば今大会の運営を踏襲する見込みを示した。
今大会では選手やキャディ、関係者を含め入場者すべてにPCR検査を実施。こちらの次戦以降については「感染状況によると思う。柔軟に対応できるように、必要であれば(PCR検査を)行う準備をしていく」とした。
今大会のPCR検査費用は、大会主催のアース製薬が全額を負担。同社の大塚達也会長は検査費用など感染対策にかかる金額は「1000万円ちょっと。軽微な負担です」と明らかにした。