2020年 アース・モンダミンカップ

西郷真央デビュー戦5位に悔しさ 師匠ジャンボに“磨き直し”宣言へ

2020/06/30 06:26
プロデビュー戦で優勝争いに絡んだ西郷真央は収穫と課題を得た(Getty Images/JLPGA提供)

◇国内女子◇アース・モンダミンカップ 最終日(29日)◇カメリアヒルズCC(千葉県)◇6622yd(パー72)

最終日最終組でプレーした18歳の西郷真央は5バーディ、2ボギー1ダブルボギーの「71」とスコアを伸ばしきれず、通算9アンダー5位タイでプロデビュー戦を終えた。前半8番を終えた時点では首位タイに浮上していただけに「7割は残念な気持ち」と悔しさが勝った。

痛恨だったのは9番(パー3)。「フォローの風が吹くと思っていたけど、打ってから少しアゲンストの風が…。前日まで大きいクラブで抑えて打っていて、当たりが少し薄かったのもあった。ちょっとついていない部分もありつつ、自分のミスもありつつという形」。5Iで放った球はグリーン右手前に広がる池に消え、ダブルボギーをたたいた。

気持ちを引きずらないよう後半も懸命にプレーしたが、「ティショットが良くなくて、得意のアイアンを生かせるかだったけど、なかなか良くならないまま最後まで来てしまった。自分のミスで伸び悩んだのが大きい」と振り返った。

それでも、賞金864万円を稼いだ。「前々から(計測器の)トラックマンが欲しかった。あとはいつも付きっきりで母が試合に来てくれているので、親孝行になる使い道を考えたい」と“初任給”に明るい表情を見せた。

「4日間含めてアンダーで回れたのは大きい。もう少しアイアンの精度とティショットの安定性を磨いて、次の試合でも上位に行けるように頑張りたい」と収穫も得たルーキー。日を改めて千葉県にある“ジャンボ邸”に足を運び、師匠の尾崎将司にも結果を伝える。「『ショットが足りなかったので、もう一度磨き直したいと思います』と報告したい」と課題は分かっている。

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