女子ゴルフ6・25ツアー開幕へ 「アース・モンダミンカップ」無観客開催

日本女子プロゴルフ協会（JLPGA）は3日、6月25日開幕予定の「アース・モンダミンカップ」（千葉・カメリアヒルズCC）を無観客での開催に向け準備していると発表した。2020-21シーズンの開幕戦になる。

ツアーは新型コロナウイルス感染拡大による影響で19試合が中止となり、約4カ月遅れで開幕を迎えることになる。

主催のアース製薬とJLPGAは「できる限りの対策を講じ通常開催を模索してきましたが、ギャラリー、選手、ボランティアの皆様の安全確保の観点から、無観客で開催の準備を進めております」と連名でコメントを出した。開催に際しては、感染症専門の医師から助言や「日本国内プロゴルフトーナメントにおける新型コロナウイルス感染症対策ガイドライン」に則り、万全の感染予防対策を講じるという。

今後、政府及び自治体の見解や新型コロナウイルス感染状況等、事態の推移に伴い、大会開催の可否を含めて内容を変更する可能性があるとしている。JLPGAは3日午後1時30分からリモートで記者会見を行う。

大会は賞金総額2億4000万円（優勝賞金4320万円）でツアー最高額。144人が出場予定。

JLPGAを含むゴルフ5団体は大会開催可否の判断基準を記したガイドラインを作成し、他スポーツの動向も注視してきた。5月25日に緊急事態宣言が解除され、プロ野球は6月19日に開幕、Jリーグ（J1）は7月4日から再開する予定となっている。