2020年 ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ

国内メジャー初の中止 渋野日向子優勝の「サロンパスカップ」

2020/04/09 15:10
2019年大会は渋野日向子がツアー初優勝をメジャーで飾った

日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)は9日、国内女子ツアー第10戦でメジャー初戦の「ワールドレディスサロンパスカップ」を新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止すると発表した。国内メジャー大会の中止は初めて。5月7日から10日、茨城GC東コースでの開催を予定していた。中止は開幕戦から連続10試合と、二桁に達した。

大会を主催するJLPGAと日本テレビは「大会事務局では、ギャラリー・選手・ボランティアなどすべての皆様の安全確保を最優先に大会開催について慎重に検討を重ねてまいりましたが、新型コロナウイルスの感染拡大および、この度の政府の緊急事態宣言を重く受け止め、中止の判断をいたしました」と説明した。

昨年は渋野日向子がツアー初優勝をメジャーで飾った。当時20歳178日での優勝は大会史上最年少。今年はディフェンディングチャンピオンとして臨む大会だった。

渋野はマネジメント会社を通じ「昨年念願の初優勝を飾る事が出来た思い出深い大会です。今は自分にできる事をしっかりと行い、新型コロナウイルスの影響が早く収束する事を願っております」とコメントを出した。

感染拡大を受け、安倍晋三首相は7日に緊急事態宣言を発出。感染が急拡大している東京、神奈川、埼玉、千葉、大阪、兵庫、福岡の7都府県が対象で、期間は4月7日から5月6日までの1カ月としている。

JLPGA関係者によると、同大会の次戦「ほけんの窓口レディース」(5月15~17日・福岡CC和白コース)の開催も不透明な状況だという。

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