国内女子ツアー

ツアー出場権を失った原江里菜 来季への考えは?

2019/12/09 09:47
イベントに参加した原江里菜(左から2人目)。来季への考えを明かした

前週の最終予選会(ファイナルQT)を73位で終え、来季のツアー出場権を逃した原江里菜が8日、東京都内で行われたウェア契約を結ぶサマンサタバサのイベントに参加した。終了後に取材に応じ、本格参戦1年目の2007年以来、初めて出場権を失った来季について「まだ無理に推薦をいただいてまで、ツアーに出るイメージはないかな」と明かした。

ツアー通算2勝の原は2019年の賞金ランキングで63位に終わり、17年から3季連続で賞金シードを逃した。今年は18年の最終予選会のトップ通過で出場権を手にしたが、来季は例年通りなら、上限8試合の主催者推薦を含めて出場が大きく限られる見込みだ。

2019年は「半分くらいはパターで手が動いていなかった」と、自分の意思だけでコントロールできない部分が多くあったという。不振から抜け出す糸口を見いだせないままシーズンを終了。「もちろんトーナメントには出たいけど、自分がああしたい、こうしたいという覚悟もないのに、周りの人を巻き込んで推薦をいただくのは少し違うと思う」。これまで経験がない下部ステップアップツアーにも、現時点で出場の意思はないとする。

まだ、気持ちを固めきれていない部分もある。「一週間後に“思い切りやりたい”と思うかもしれない。そうしたら、全力で推薦8試合に出られるように。そこまでするときは、自分の覚悟をちゃんと持ってやりたいです」と絞り出し、「まずはゆっくりしたい」というオフシーズンに入る。(編集部・塚田達也)