国内女子ツアー

1年で8キロ減量 川岸史果は再びレギュラーツアーへ

2019/12/07 16:00
8kg減量し「ベストな状態」で最終予選会に臨んだ川岸史果

◇国内女子◇ファイナルクォリファイングトーナメント 最終日◇こだまゴルフクラブ(埼玉県)◇6472yd(パー72)

川岸史果は安堵の表情でほっと一息ついた。来季のレギュラーツアーの出場権がかかる最終予選会(QT)を通算3アンダー12位でフィニッシュ。昨年シードを喪失し、今季レギュラーツアー出場は5試合だったが、試合数が増える来季、2017年以来の2勝目を狙う。

1年前のQTは78位だった。その頃に比べ「(体重は)8キロぐらい落ちた」という。オフシーズンに、トレーニングに加えて玄米に変えるなど食事も減量。「2年前(2017年シーズン)の良かった時の体重に戻した」という。昨年増え続けていたという体重を絞ったことで「体が軽いし、長い期間でのラウンドになると違う」と実感している。

今季は下部ツアー(ステップアップ)の「ツインフィールズレディース」で1勝を挙げ、同ツアーの獲得賞金ランキングは15位で終えた。「トップ10に入れず、1勝だけで悔しい一年」と振り返るが、得るものはあったという。

「ステップ(のコース)はギャラリーが入れないような狭いホールがレギュラーより多い。より精度が求められた」と技術を磨き、「どうしても苦手なところは刻むとか、柔軟に対応できたと思う」と攻め方もブラッシュアップした。

今オフは昨秋から変えたドライバーに加え、ウェッジの精度向上を重点ポイントに挙げ、「トップ10に入ってくるような選手はピンを狙ってくる、怖がらずに狙いたい」。来季に向けて「シード復帰したいですし、レギュラーで優勝したい」と2017年以来、3年ぶりの賞金シード復帰を目指す。(埼玉県本庄市/石井操)

2日目「75」も3日目は「71」、最終日「70」と修正力見せた