2019年 ツアー選手権リコーカップ

イ・ボミが婚約者の前で3連続バーディ締め

2019/11/29 18:12
イ・ボミが3位に浮上した。3日目は渋野日向子と同組となる

◇国内女子メジャー第4戦◇LPGAツアー選手権リコーカップ 2日目(29日)◇宮崎CC(宮崎県)◇6535yd(パー72)

雲ひとつない空の下、何度も笑顔がはじけた。首位と4打差の5位から出たイ・ボミ(韓国)が6バーディ、3ボギーの「69」でプレー。通算4アンダーとして3位に浮上した。16番(パー3)でグリーン横から8ydをチップインさせると、17番で残り80ydの2打目を1m、最終18番で残り160ydの2打目を1.5mにつけて3連続バーディで締めた。

2017年「CATレディース」以来勝利から遠ざかっているが、今シーズンは6度のトップ10入り、12月のホステス大会「マスターズGCレディース」では2位に入るなど調子を取り戻しつつある。「スイングのことをあまり考えなくなった。パッティングも集中できるようになった。そこがすごく大きいかな」と好調の要因を説明する。

2012年には通算13アンダーで制した大会。大会2勝目と2年ぶりのツアー通算22勝目(国内メジャー3勝目)もちらつく位置だが「まだまだです。去年はここに来ることもできなかったし、今年もシード権を獲れるか獲れないかだった」と満足のいく状態ではないようだ。

シーズンを通して、ペアリングが2サム(2人一組)で組まれるのは、10月のメジャー第3戦「日本女子オープン」と今大会だけ。あすの3日目は最終組の1組前で、渋野日向子とともに多くのギャラリーを引き連れることが予想される。「彼女は上手いし、球筋も違うのでその辺りも見たい。いいプレーができるように頑張りたい」と意気込んだ。

この日は12月に韓国・ソウル市内で結婚式を挙げる予定の同国の人気俳優、イ・ワンさんがロープの外からプレーを見守った。「久しぶりに来てくれて、彼がいつも応援してくれたからアプローチも入ったと思います」と顔を真っ赤にした。(宮崎県宮崎市/柴田雄平)

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