2019年 ツアー選手権リコーカップ

渋野日向子の逃げ切りなるか 王手をかけたもう一つの争い

2019/11/27 11:48
年間最優秀選手賞に王手をかけた渋野日向子

◇国内女子メジャー第4戦◇LPGAツアー選手権リコーカップ 事前情報◇宮崎CC(宮崎県)◇6535yd(パー72)

賞金ランキング3位で逆転女王の座を目指す渋野日向子が、もう一つの争いで王手をかけている。前週、年間ポイントレースの「メルセデス・ランキング」でトップに立ち、年間最優秀選手賞(MVP)のタイトルも懸かった最終戦となる。

年間を通じて総合的な活躍を評価するため、各大会の成績とラウンド数をポイント化し、配分されるメルセデス・ランキング。3日間競技は優勝者に30pt、2位に20pt、3位に18pt、4日間競技は同ptの1.5倍、メジャー競技は同2倍の成績ポイントが配分される。これに、1ラウンド毎に1ptの出場ポイントが加算される。

前週「大王製紙エリエールレディス」を制して4勝目を挙げた渋野は、最終日に2位から出て失速し、11位に終わった申ジエ(韓国)を抜き、511.5ptでトップに浮上した。申は506.0ptでその差は5.5ptだ。

リコーカップは優勝すれば合計64pt。渋野のルーキー史上初となるタイトル獲得の条件は、優勝すれば文句なし、3位でも申が2位以下で決定する。

5月のメジャー「ワールドレディスサロンパスカップ」を制してすでに3年シードの資格を得た渋野が最優秀選手賞を獲得した場合、付与される3年シードが加算されることはないものの、メルセデス車両と賞金500万円を手にする。

<歴代年間最優秀選手賞>
18年:申ジエ
17年:鈴木愛
16年:イ・ボミ
15年:イ・ボミ
14年:アン・ソンジュ
13年:横峯さくら
12年:全美貞

2019年 ツアー選手権リコーカップ