渋野日向子「賞金女王より自分のプレー」 鈴木愛Vで可能性は消滅
2019/11/20 06:30
◇国内女子◇大王製紙エリエールレディスオープン 事前(19日)◇エリエールGC松山(愛媛県)◇6580yd(パー72)
前週「伊藤園レディス」で国内26試合ぶりに予選落ちした渋野日向子は19日(火)にイン9ホールの練習ラウンドを行った。予定が空いた日曜日(17日)は「コーチのところ(兵庫県)にいって、練習していました」と気持ちを切り替え、次週のシーズン最終戦「リコーカップ」を含めた残り2試合に向けて、意気込みを語った。
現時点で渋野の賞金ランキングは3位(1億1991万4314円)。同ランクトップの鈴木愛との差は2431万1351円だ。鈴木が今週優勝すると、最終戦を待たずして渋野の賞金女王の可能性は消滅する。
「賞金女王のことはもう考えてもな、と思う。自分らしいプレーができれば結果はついてくる」とベクトルを自身へと向けた。「先週は特に、上りのパットでショートしたり、ボギーの後にバーディが獲れなかった」とし、「AIG全英女子オープン」で見せた持ち味である強気のパットと、バウンスバック率の低調を気にかけた。
最終戦までの試合会場は愛媛県、宮崎県、と西日本で開催される。「地元(岡山県)から応援をして下さる人や見に来てくれるギャラリーさんたちに向けて、ことし一年間の集大成をこの2試合で見せられたら」と自身のプレースタイルを見つめ直した。(愛媛県松山市/石井操)