ツアー3勝の一ノ瀬優希 今季限りで撤退
ツアー通算3勝で31歳の一ノ瀬優希は18日(月)、マネジメント会社を通じて「選手として一区切りつける」とし、今シーズンを最後にツアーから退くことを発表した。現時点で次週のシーズン最終戦「LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ」への出場権はなく、今週の「大王製紙エリエールレディス」がラストゲームになる可能性が高い。
一ノ瀬は2007年のプロテストに合格し、同年の新人戦で優勝。13年「Tポイントレディス」で初優勝を飾り、16年には選手会長にあたるミーティング委員長に就任した。近年はケガとの戦いが続き、2勝を挙げた14年を最後にタイトルはなし。今年も2月に左肩を骨折してシーズンインが遅れ、24試合の出場で予選落ちは15回。最新の賞金ランクは80位で、来季シード権(同50位以内)の圏外にいる。
シードを逃しても、来シーズンの出場権をかけた予選会(QT)にはエントリーしないという。自身のSNSで、9月17日に入籍したことを公表していた。
女子ゴルフでは、ツアー3勝で29歳の大江香織が前週限りでの引退を表明した。
一ノ瀬が寄せたコメントは以下の通り。
私、一ノ瀬優希は今シーズンをもちまして選手としての活動に一区切りつけることにいたしました。
2014年に3勝目を挙げてからは怪我も多く、応援いただいているファンの皆様、スポンサーの皆様には度々ご心配をお掛けしました。そのような状態でもモチベーションを高く持ち、競技を続けてこられたのはずっと応援してくださった皆様のおかげです。
今後は、お世話になったゴルフ界に貢献することはもちろん、ゴルフというスポーツの楽しさを子供たちに伝えることや今まで経験したことのない新しいことにもチャレンジしていきたいと思っています。
ゴルフを始めて20年、プロになって12年、この間に出逢えた全ての方々に感謝申し上げますと共に、これからも皆様にご支援いただけるような存在でいられるよう日々精進いたします。
本当にありがとうございました。