3度目の女子オープン 渋野日向子「ここで勝つのは名誉」
◇国内女子メジャー第3戦◇日本女子オープンゴルフ選手権競技 事前(1日)◇COCOPA RESORT CLUB白山ヴィレッジGC QUEENコース(三重)◇6479yd(パー72)
賞金ランキング2位の渋野日向子が、今季国内メジャー第3戦を迎える。
この日のプロアマ戦で初めてコースを回り、感触を確かめた。「ショットの感じは悪くなかった」とし、今大会に帯同する青木翔コーチとさらに調整を進める。
想定以上にグリーンが重く、球が止まりやすいとし「セカンドをいかにバーディチャンスにつなげるか。今日はベタベタ止まる感じ。あとはカップをオーバーさせるパット、攻める気持ちも必要。スコアは伸びると思う」と力を込めた。
過去2度出場した日本女子オープンはいずれも、予選落ちに終わっている。アマチュアとして出場した2016年は通算18オーバー108位、プロテスト合格前だが実質的なプロデビュー戦となった17年は通算9オーバー110位。いずれもカットラインに遠く及ばなかった。
その2大会で優勝した畑岡奈紗とは、前週から2週連続の予選同組となる。世界ランキング11位の自身より5ランク上にいる日本勢最上位の同学年に「(前週は)レベルの差を感じた。100yd以内が違う」と語った。
賞金ランク1位の申ジエ(韓国)との約1100万円差を踏まえても、前年比1000万円増の総額1億5000万円(優勝賞金3000万円)になった今大会は「重要になる」と位置付ける。
「ここで勝つのは、名誉なこと。女子で一番強い人が選ばれるというイメージ」。本格参戦1シーズン目に限れば、宮里藍や横峯さくらを上回る21試合連続で予選通過中だ。伸び代十分の20歳は「2年間出ていたときより、レベルは上がっているはず。それなりの結果は出したいですね」と意気込んだ。(三重県津市/林洋平)