鈴木愛はピンクの優勝パターを再投入 念願のホステスVに望み
◇国内女子◇デサントレディース東海クラシック 2日目(21日)◇新南愛知CC美浜コース (愛知)◇6446yd(パー72)
8位スタートの鈴木愛が最高の「恩返し」へ望みをつないだ。ムービングデーに7バーディ、1ボギーの「66」をマークして通算9アンダーとし、首位に4打差の3位タイに浮上。デサントが展開するウエアブランド『ルコックスポルティフ』契約のホステスプロが、大会初優勝に向けて「面白い展開にして貢献したい」と意気込んだ。
2015年の契約から、大会ではすべて決勝ラウンドに残りながらも16年の4位が最高位。昨年は首位タイ発進を決めながらも、「争いについていけずに脱落した」と優勝スコアに3打届かない6位で終えた。「ここで優勝できたら一番の恩返しになる」。契約5年目となる今年も、その思いを秘めて会場へと乗り込んだ。
今週は、3週前に優勝した「ニトリレディス」で使用のマレット型パター『ピン G Le2 ECHO』を再投入した。前週の「日本女子プロ選手権大会コニカミノルタ杯」ではブレード型のエースパターに戻したが、「パッティングの調子が良くなくてフィーリングが悪かった」と早々とチェンジ。イメージが出るピンクに彩られたレディースモデルに再び頼り、グリーン上で好調なプレーを続けている。
今もカラーリングに少しの抵抗感はあるものの「私は物欲がないし、お金がたくさん欲しいわけでもないけれど、結局は、お金を稼げるパターが一番だと思った」と話し、現在の調子にもっとも合った機能性を優先した。
今季4勝を挙げながらも賞金ランク4位に甘んじていることについて、「4日間を通して、平均して良いスコアを残せていない」と反省。「勝利数も大事だけれど、1年間ずっといい成績を収めることも大事」と言い聞かせ、念願のホステス優勝もかかる最終日の争いに臨む。(愛知県美浜町/塚田達也)