最新ピンクパターで鈴木愛が首位浮上
2019/08/30 21:00
◇国内女子◇ニトリレディス 2日目(30日)◇小樽CC(北海道)◇6650yd(パー72)
直近出場の2大会では2016年(4位)、17年(5位)といずれもトップ5入り。強い傾斜と高速グリーンが難度を上げる小樽で、鈴木愛が首位争いに名乗りを挙げた。5位スタートから1イーグル4バーディ、1ボギーの「67」で回り、通算7アンダー首位タイに浮上。今季4勝目に前進して、3日目は首位に並ぶアン・ソンジュ(韓国)、高橋彩華と最終組をプレーする。
鮮やかなピンク色の大型マレットパターがグリーンに映える。鈴木は今週、契約するピンから9月6日に発売予定のレディースモデル『G Le2 ECHO』を初投入。「70」とした初日は「悪くはないけれどバーディパットが入らなかった」と評価したが、そこはツアー指折りのパット巧者。ショートパットのミスを悔やみながらも、「ちょっとずつ良くなってきている」。日を追うごとにフィット感は増し、後半11番からの2連続バーディではいずれも5mをねじこんだ。
直後の13番(パー5)ではショットでも魅せた。フェアウェイから214ydを7Iでピンそば1mに絡めるスーパーショット。悠々のイーグルとして11番からの3ホールで4つ伸ばし、スタート前は3打差の首位を捕らえた。
2年ぶりの小樽で首位に並び、迎える週末の決勝ラウンド。悪天候が続いたことでグリーンは例年よりも遅いが、「全体的に重いけれど、その中ではスピードが出ている」と、この日は例年に近い13フィートの設定だった。「やっぱりパッティングが大事になる」と心に定め、新しいパターとともに難コースの攻略に挑む。(北海道小樽市/塚田達也)