19歳・稲見萌寧「“狭間世代”のダイヤモンドになる」周囲に公言
◇国内女子◇サマンサタバサ ガールズコレクション・レディーストーナメント 初日(19日)◇イーグルポイントゴルフクラブ(茨城県)◇6601yd(パー72)
19歳の稲見萌寧が5バーディ、ノーボギーの「67」でプレー。5アンダー2位で初日を終え「初日なので上出来だと思います」と納得の表情を見せた。
出だし1番で178ydの2打目を「イメージ通りだった」とピン手前6mにつけると、「そこでいい流れが作れた」とスライスラインを読み切ってバーディを先行。続く2番ではピン右手前1mにつけ、3番(パー5)で80ydの3打目を52度のウェッジで左2mにつけて3連続バーディとした。その後も2つ伸ばした。
出場優先順103位だった前半戦は「少ない試合の中で結果を出さなきゃいけないというプレッシャーがあった」と振り返る。6月の「アース・モンダミンカップ」終了後に行われた第1回リランキング(出場優先順の入れ替え)で14位に入り、中盤戦の出場権を得た。「出たくて出たくてしょうがなかった。毎週試合に出られるというワクワクと楽しさがある」と目を輝かせる。
現在の獲得賞金は2027万円。今月29日には20歳の誕生日を迎えるが、それまでに「2500万円稼げば確定かなと思っている」というシードを決めるのが今の目標だ。直近5試合で4度のトップ10入り、前週の「ニッポンハムレディス」では自己最高の2位と、いつ優勝してもおかしくない成績も残す。「優勝したいという気持ちはあるのですが、毎週優勝争いをして、それで運も噛み合ってポーンと勝てたらラッキーかな」と謙虚に語る。
勝みなみらひとつ上の世代は“黄金世代”。安田祐香らひとつ下の世代は“プラチナ世代”とも呼ばれている。「狭間世代って言われているんですけど、周りには狭間世代のダイヤモンドになると言っています」と笑った。(茨城県阿見町/柴田雄平)