連覇に挑む有村智恵 優勝スコアの予想は
◇国内女子◇サマンサタバサ ガールズコレクション・レディーストーナメント 事前(18日)◇イーグルポイントゴルフクラブ(茨城県)◇6601yd(パー72)
前年覇者の有村智恵がプロアマ戦をプレー後、「早いですね。あっという間でした」と涙の勝利からの1年間を振り返った。前年大会は最終日を8位から出て逆転。2012年「日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯」以来、6年ぶりとなるツアー通算14勝目を飾った。
今季は15試合に出場し、トップ10入りが1回、獲得賞金は約863万円でランキング54位に低迷している。「気持ちの部分が大きい。入れ込んでしまって、空回りしている部分があると思う」と分析。「なかなかうまくいかないと思うことは多いんですけど、自分の状態は上がってきていますし、去年より仕上がりはいいので、それを何が邪魔しているのかずっと探す作業をしている」と現状を話す。
コースの印象について、前年は晴天続きだったため「フェアウェイにいけばボールが走っていた」が、今年は雨の影響で「ボールが走らずにコースがすごく長く感じた。去年の感覚とは変わると思うので、ことしはことしのゴルフをやりたい」という。
ラフの刈り高は70から80mmに設定された。「ティショットをフェアウェイキープできた選手と、できなかった選手で結構、差が出ると思います」と攻略のポイントを挙げる。有村の今季のフェアウェイキープ率は61.36%で全体73位。「バーディチャンスにつけることができていない。大きな課題なので、今週はしっかりフェアウェイキープとバーディチャンスにつける回数を増やしていきたい」と神妙な表情で語った。
一方で「セカンドショットで長い距離が残っても止まると思う」とグリーンは前年よりもやさしくなった印象だ。ゆえに優勝スコアは前年の13アンダーから「今年はもうちょっといきそうな気がする」と予想した。(茨城県阿見町/柴田雄平)