2019年 関西オープン

今平周吾の言葉にショック 時松隆光は好スコアにも「満足せず」

2019/05/25 19:09
時松隆光は3日目のベストスコアにも気を引き締めた

◇国内男子◇関西オープンゴルフ選手権競技 3日目(25日)◇KOMAカントリークラブ(奈良県)◇7043yd(パー72)

前年覇者の時松隆光が、ムービングデーに上位争いに飛び込んだ。21位から7バーディ、1ボギー、この日のベストスコアに並ぶ「66」をマーク。後半10番では15mを決めるなど通算9アンダーの8位とし、大会連覇に望みをつないだ。あす最終日は首位を6打差で追う。

スコアには満足感を漂わせながらも、ラウンドを振り返る言葉はどこか歯切れが悪い。その理由は、前週の海外メジャー「全米プロゴルフ選手権」を経て今週をプレーする今平周吾にあった。初日を6アンダー首位タイで終えた今平は、今週のコースをメジャーセッティングと比較して「すごく簡単に感じる」とコメント。この言葉に、時松は少なからずショックを受けた。

「初日のセッティングを、僕は簡単とは思えなかった。今平さんはメジャーで足りないものを見つけて、(日本で)結果を残している最中だと思う。僕も何かを変えなくてはいけない。本当は、きょうも“いい内容”とは言ってはいけない。満足せず、もっと貪欲にいかないといけないと思う」。好スコアとは裏腹に、その表情は硬いままだった。

今月12日(日)にはスポーツバラエティ番組「ジャンクSPORTS」に2回目の出演を果たした。MCの浜田雅功さんもお気に入りの“イジられキャラ”がすっかり定着。ギャラリーからも本名の源蔵(げんぞう)から取った“ゲンちゃん”の愛称で親しまれる存在だが、ゴルフに取り組む姿勢はどこまでも真摯で、ストイックだ。(奈良県奈良市/塚田達也)

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