2019年 関西オープン

左右両打ちの高橋慧がプロ初の予選通過 左打ちは週末にお預け

2019/05/24 20:52
プロ初の決勝進出を決めた高橋慧。13番で左用クラブを抜いたが…キャディに止められた

◇国内男子◇関西オープンゴルフ選手権競技 2日目(24日)◇KOMAカントリークラブ(奈良県)◇7043yd(パー72)

ツアーでも珍しい“左右両打ち”ゴルファーの高橋慧(たかはし・けい)が、「74」と落としながらも通算2アンダーの28位で予選を突破。後半8番(パー5)で起死回生のイーグルを奪い、プロデビュー戦で決勝ラウンド進出を決めた。

14本のクラブのうち、6番と8番アイアン、PWはレフティモデル。この日も3本に合った距離が残らず、初日に続いて左打ちの機会は巡ってこなかったが、13番(パー5)の残り120ydの3打目では「カメラマンがたくさんいたので、無理やり打とうと思った」と一時はPWを抜いた。しかし、キャディに止められて48度のウェッジに持ち替え、初披露は決勝ラウンドに持ち越しとなった。

「左で素振りをしたらカメラが一斉に向いたので、ここは欲しいんだろうなと。あしたは(左用のクラブを)使えるように頑張ります」。異色の21歳は、サービス精神も旺盛のようだ。(奈良県奈良市/塚田達也)

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