2019年 SMBCシンガポールオープン

人生初のインフルエンザ感染 片岡大育は病み上がりで3アンダー

2019/01/17 20:48
新年早々、人生初のインフルエンザにかかったという片岡大育

◇国内男子&アジアンツアー◇SMBCシンガポールオープン 初日(17日)◇セントーサゴルフクラブ (シンガポール)◇7403yd(パー71)

2017年「アジアパシフィック ダイヤモンドカップゴルフ」に続くツアー4勝目を目指す片岡大育が6バーディ、3ボギーの「68」でプレー。3アンダー暫定8位で終えた。「なんだかんだで5回目くらい」というコースについて「嫌いです。狭いし長いし、グリーンは硬いし速いし、全部難しいです」としながらも、上位フィニッシュに「今季初戦ということで少し固さもありましたけど、いいゴルフができました」と自身のプレーに及第点をつけた。

インから出て11番でティショットを左に引っ掛けボギーを先行させたが「そのミスのおかげで気づけた」とクラブの向きを修正。続く12番でバウンスバックした。17番(パー3)で5mを沈め、18番(パー5)で3打目をSWで50cmにつけた。折り返しの1番ではバンカーから20ydチップインさせ3連続バーディを奪った。最終9番でも2打目をピン横1mにつけバーディフィニッシュ。2日目につなげた。

今週、片岡大育のバッグを担ぐのは奈良谷圭亮キャディだ

昨年11月の「カシオワールドオープンゴルフトーナメント」を31位で終えオフに入った。「心身ともに疲れていたのでしっかり休ませてもらって、ランニングとか軽い運動とかはやっていたんですけど」と12月はしっかり休養に充てた。年が明け、いざ練習を再開しようというときに「(生まれて)初めてインフルエンザにかかった」という。1月2日に発熱し「3日間、“死んでいました”。病み上がり第一号です」と照れ笑い。

2019年シーズンの目標については「東建(4月)まで時間があるのでそこでアジアンツアーやヨーロッパの試合に出たい。日本でしっかり成績を残すのはもちろんなんですけど、アジアンツアーの出場資格もしっかり維持したい。日本の試合がないときにアジアのシードを決めるくらいの気持ちで、まずシンガポールから頑張りたいなと思います」と意気込む。

今週は、長くコンビを組む伊能恵子キャディではなく、奈良谷圭亮キャディがバッグを担ぐ。「去年(伊能キャディの)体調があまり良くなかったこともあって、フルじゃちょっときついということで、二人で話し合った結果、じゃスポットで」となり、伊能キャディの出番は数回になる見込みだという。「また“プレミア出勤”してくると思うのでよろしくお願いします」と長年の相棒を気遣った。(シンガポール・セントーサ/柴田雄平)

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