2018年 ダンロップフェニックス

悔やんだ18番の第2打 堀川未来夢の初勝利散る

2018/11/19 06:00
最終18番、堀川未来夢はパーパットを外して初勝利を逃した

◇国内男子◇ダンロップフェニックストーナメント 最終日(18日)◇フェニックスカントリークラブ(宮崎)◇7027yd(パー71)

ツアー初勝利の夢は72ホール目にかき消された。後続に2打差をつけて単独首位でスタートした堀川未来夢は4バーディ、2ボギーの「69」で回り、通算14アンダー。最終18番(パー5)で痛恨のボギーをたたき、市原弘大に1打差で敗れた。

「バーディを獲れば(プレーオフで勝てる)」。トップタイで迎えた最後の1Wショットは左サイドのバンカーへ。直後の第2打でミスが出た。「PWで一番得意な130yd」につけようと考えたが、距離が出ずに141ydを残すことに。3打目はそれまでに感じていたアドレナリンも計算してPWを強振したが、ボールは右手前のバンカーに入った。

「一番警戒していたんですが…。あたりが薄くて右に行ってしまった。右を向いていたのかもしれない」。最後は3m弱のパーパットを決めきれなかった。

「ここまでの優勝争いは初めてなので、割とすっきりしています」とホールアウト後は気丈に語った。単独2位で賞金2000万円を獲得し、賞金ランキングは17位に浮上。2週後のシーズン最終戦「日本シリーズJTカップ」(東京よみうりカントリークラブ)への出場を、ほぼ確実とした。「今年の目標にしていたJTカップに進める。満足はしていないですけど、合格点かなと思います」と顔を上げた(宮崎県宮崎市/桂川洋一)

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