2018年 ブリヂストンオープン

旅人ゴルファー・川村昌弘が目指す未踏の地

2018/10/21 07:44
首位に立った川村昌弘。13年「アジアパシフィック パナソニックオープン」以来のツアー通算2勝目を目指す

◇国内男子◇ブリヂストンオープンゴルフトーナメント 3日目(20日)◇袖ヶ浦カンツリークラブ 袖ヶ浦コース(千葉)◇7119yd(パー71)

世界を巡り訪れたのは40カ国を超えた。「これはボクのライフスタイル。ゴルフはもちろん、それ以外にも色々なものを見たい」。通算12アンダーの首位タイで最終日を迎える“旅人ゴルファー”川村昌弘には来月、さらなる挑戦が控える。

欧州ツアーの来季出場権をかけ11月10日からスペインで開催されるQスクール(予選会)に出場を予定する。「欧州の予選会は18歳のときに国内で受けて以来。スペインでゴルフをするのは初めて」と力を込めた。

6日間108ホールの日程を156人で争う予定(予選カットあり)で、上位に入るとツアーの出場権を手にできる。仮に逃しても、順位次第で下部ツアーの出場権を付与される。川村は「もしそうなったら、もちろん日本ツアー優先です」とする一方、「カザフスタンやケニアでも試合があるらしくて、それには出てみたい」と“未踏の地”を脳裏に浮かべて目を輝かせた。

「あしたボクが喜んでいるのか、悔しんでいるのかわからないけど、とにかく頑張りたい」。5年ぶりの優勝に向け、意気込んだ。(千葉市緑区/林洋平)

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