2018年 日本オープン

エースパターに戻した石川遼 「すごく良くなってきた」

2018/10/13 17:30
練習を続ける石川を見つめる観客のためにギャラリーバスの最終便が延発された

◇国内メジャー◇日本オープンゴルフ選手権競技 3日目(13日)◇横浜カントリークラブ(神奈川)◇7257yd(パー71)

決勝ラウンドに入り、ペアリングは2サム1ウェイに。石川遼は第6組で午前8時5分にスタートしたが、原敏之との2サムに多くのギャラリーがついて歩いた。

序盤4ホールで3バーディ(1ボギー)と派手に飛び出した石川。今週は初日にピン型センターシャフトのパターを使い、2日目は「オデッセイ トゥーロン SFO プロトタイプ」と、2週前に使ったものとは別の削り出しのL字パターを投入。3日目になって、慣れ親しんだエースパター「オデッセイ ix #9 プロトタイプ」へと戻していた。

「内容的にはすごく良くなってきた。一番は1Wショットがいい」と、3日目は5バーディ、4ボギーの1アンダー「70」。難度の高い11番(492yd/パー4)では、1Wでフェアウェイ右サイドをキープし、残り210ydを3Iでピン下1mにつけてバーディ。2打目を打ち終えた後は歓声にアイアンを上げて応え、バーディパットを決めると右手で力強くガッツポーズをしてギャラリーを盛り上げた。

14番(パー5)では段の下からロングパットをねじ込みバーディを奪い、「この感覚が消える前にいろんなパターにいかないで良かったです」とにっこり。エースパターはフェース面にインサートがあるモデルのため、経年劣化で打感や音が変わってくる。「自分としては1本を長く使いたい」と、削り出しのプロトタイプを試した意図を明かした。

3日目を終えて、首位とは11打差の35位。上位は遠いが、シーズン終盤に向けてさらなる自信ときっかけをつかみたい。(神奈川県横浜市/今岡涼太)

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