2018年 セガサミーカップ

婚約後初Vだ!今平周吾は得意コースで2打差2位

2018/07/07 20:07
優勝争いの常連コースで2位浮上。今平周吾は婚約後初Vなるか

◇国内男子◇長嶋茂雄招待セガサミーカップ 3日目(7日)◇ザ・ノースカントリーゴルフクラブ(北海道)◇7178yd(パー72)

得意コースで、婚約後の初タイトルに前進だ。今年5月に婚約したことを1カ月前に発表した今平周吾が、10位から出た第2ラウンドを4バーディ、2ボギーの「70」でプレー。首位と2打差の通算6アンダー2位タイに浮上し、ツアー通算2勝目に向けて前進した。

今大会では過去3年でトップ3を外していない。同じ北海道開催の「ANAオープン」でも、昨年はプレーオフで敗れて2位。相性の良さの一因には、本州との芝の違いが挙げられる。寒さに強い北海道特有のベント芝は葉が細くて柔らかく、アイアンを打ち込むタイプの今平にとって、ヘッドが抜けやすくボールをクリーンに打ちやすい。また、今大会のコースについて「ティショットが構えやすくてストレスがない」と話す。

ツアー初優勝時にキャディを努めた“勝利の女神”若松菜々恵さん(22)とは、今年のオフに入籍を予定する。「今まで以上に頑張らないといけないと思っている」と、25歳の気持ちには変化が芽生えつつある。若松さんは転戦に付き添う際には運転や洗濯をこなし、今平がゴルフだけに集中できる環境を整えてくれているという。

昨年は今年と同じ2位で最終日をスタートし、優勝スコアに3打及ばない3位フィニッシュ。「今年は頑張りたい」と、静かな口調の中に闘志を込めた。「いつも良いイメージで回れている」というコースは、未来の妻に優勝を届ける恰好の舞台だ。(北海道恵庭市/塚田達也)

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