2018年 ダンロップ・スリクソン福島オープン

2週間のオフに何をした? 22歳・池村寛世のバーディ合戦対策

2018/06/23 07:47
自分なりに考えた試合対策。池村寛世はツアー初勝利に好位置

◇国内男子◇ダンロップ・スリクソン福島オープン 2日目(22日)◇グランディ那須白河ゴルフクラブ (福島)◇6961d(パー72)

シード選手として最初のシーズンを戦っている22歳・池村寛世が予選ラウンドを「68」、「69」でまとめ、通算7アンダーの4位で決勝ラウンドに進んだ。2週間のオフは地元九州で調整。バーディ合戦が展開されてきた今大会でツアー初優勝を奪うべく、独自の対策を講じてきた。

風が強くなった2日目は中盤の我慢が光った。後半11番で3m、12番(パー3)で2mを沈めてパーセーブ。第2打をダフらせてグリーン左手前のバンカーに入れた14番は「ボギーでいい」はずが、4mがカップに転がり込み、またしてもパーを拾った。「途中、風がなかった時に、もっと積極的に行ってもよかった。朝から吹いていたので、(自分がプレーした)午後はラッキーだった」と反省したが、首位とは2打差で週末を迎えられた。

1月のシーズン2戦目「レオパレス21ミャンマーオープン」を2位で終えてからは、上位が遠い。賞金ランキングは40位。「そろそろ…」と思うところで、試合がなかった直近2週間はラウンドを重ねた。例年、伸ばし合いとなる福島での戦い。「スコアが出るのに慣れないといけないと思って、“簡単な”コースに行って癖をつけてきた」という。

地元鹿児島で選んだコースを連日「4アンダー、5アンダー」でラウンド。知人との宮崎でのゴルフでは「(ダンロップフェニックスの会場である)フェニックスカントリークラブで回ろう」という誘いを「難しいから!」と受け入れず、別コースで好スコアをマークしてきた。

その効果は今のところ結果に表れている。「ショットは今以上はないくらい状態がいいです。パットが入ってくれたら…」と静かに期待を膨らませた。(福島県西郷村/桂川洋一)

2018年 ダンロップ・スリクソン福島オープン