2018年 日本ツアー選手権森ビル杯

自宅通勤の星野陸也 鬼門は上がり2ホール

2018/06/02 17:39
今週は上り2ホールで4オーバー。あすこそ鬼門を突破したい!

◇国内男子◇日本ツアー選手権森ビル杯 3日目(2日)◇宍戸ヒルズカントリークラブ(茨城県)◇7384yd(パー71)

地元・茨城県笠間市の期待を一身に背負った星野陸也は一時、上位に迫る通算8アンダーまでスコアを伸ばしながら、17番でダブルボギーをたたいて一歩後退した。通算6アンダーで首位と6打差の8位で最終日を迎える。

「会心のシャンクでした」と頭をかいた。宍戸名物の17番でティショットは左サイドのファーストカット。グリーンエッジまで190ydで風はフォローだったが、ライは左足下がり。7Iでフルショットをしたが「起き上がってしまってシャンクした」と、球は右に飛び出て池の中へと消えていった。

初日も16番までに6アンダーと伸ばしながら、上り2ホールで連続ボギー。この日も同ホールまでに6つ伸ばしたが、ダブルボギーでスコアを落とし「初日と一緒だ」と反省した。

自宅はコースから車で10分。「いつもの練習場のおじさんとかも来てくれていた」と地元の熱い声援を受けながらラウンドした。「去年は調子が悪くて『おい、頑張れ!下向くな!』とか言われていたけど、今年は静かです」と、ここまではちょっぴり成長した姿を見せられている。

会場ではグリーンフェスタ笠間も

笠間市の良いところを聞いてみると、しばらく考えて「うーん、静かなところ。のどか。落ち着く」と第一声。「干し芋とか、食べ物もおいしいです」というものの、自宅で母親が作ってくれる手料理は育ちざかりの22歳にはちょっぴり物足りなく、「黒豆とかサラダとか、健康食品みたい。痩せるんじゃないかって思う!」と肉好きの胃袋は飢えている。

それでも、「心が穏やかになる」という地元効果はゴルフにも好影響を与えているようで、この日の6番(パー5)では、5Wで放った2打目がカップをなめて30センチ。アルバトロス寸前のOKイーグルとした。

「あすこそは6アンダー」と胸を張る。ツアー自己最高位の6位フィニッシュも、そろそろ更新したいところだ。(茨城県笠間市/今岡涼太)

2018年 日本ツアー選手権森ビル杯