2018年 日本プロ

左へ右へティショット乱調 石川遼は7年ぶり予選通過にも落胆

2018/05/11 18:32
ティショットが乱れスコアを落とした石川遼

◇国内メジャー◇日本プロ選手権 2日目(11日)◇房総カントリークラブ 房総ゴルフ場(千葉県)◇7324yd(パー72)

大きく右に出たティショットに、石川遼は落胆の色を隠せなかった。「本当に悔しいけど、正直何もできなかったというか、この感じでは厳しい」。4位タイから2バーディ、6ボギーの「76」。通算イーブンパーの18位に後退した。

青空に風の舞った2日目。「7番くらいまでは、そんなに悪い感じではなかった」。左からアゲンストの風が吹いた前半9番。打ち下ろしのティショットを大きく左に曲げ、3オン2パットとしてこの日2つ目のボギー。不安視していた右とは逆方向のミスに「ここから左を嫌がった」。

後半は右へのミスが増え、特に「ひどかった」。ボギー直後の16番(パー3)では、1打目をグリーン右手前の木に当てた。17番では、ロープを大きく越える右サイドのブッシュエリアにティショットを打ち込んだ。終盤に3連続でスコアを落とした。

この日のフェアウェイキープ率は14.29%で、予選ラウンドを完走した141人のうち140位タイ。1Wについて「新しいことをやっているわけではないけど、体が開いて当たっている感じだった」。厄介なラフにつかまり「曲げることを怖がらずに打てているときの方が結局曲がらないで、幅に収まる。まっすぐという意識が働くとスイングがぶれてしまい、きょうはそんな感じだった」と話した。

トップとは6打差。毎年コースの変わる今大会は、7度目の出場で2011年以来、2回目の予選通過になった。「練習と試合の繰り返し。結構苦しいですけど、まずは練習を頑張って、あすの試合も頑張りたい」。険しい表情を崩さなかった。(千葉県睦沢町/林洋平)

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