2018年 中日クラウンズ

石川遼「ショットは“戻ってきた”感じ」

2018/04/25 17:52
石川遼は開幕前日のプロアマ戦で最終調整を行った

◇国内男子◇中日クラウンズ 事前情報(25日)◇名古屋ゴルフクラブ 和合コース(愛知)◇6557yd(パー70)

愛知県は前日24日(火)の夕方から、悪天候に見舞われた。雨雲はこの開幕前日の朝まで残り、予定されていたプロアマ戦は9ホールに短縮。4年ぶりの出場となる石川遼はインコースを事前チェックできないまま、本番を迎えることになった。

石川は、今月初旬のツアー外競技「千葉オープン」の週から4週連続で試合に出場。地区オープンで2連勝した後は「東建ホームメイトカップ」で2位、前週の「パナソニックオープン」は28位で終えた。課題にしているショットの調子はこの多くの期間で、「下降線をたどっていた」と振り返る。特に右へのプッシュアウトのミスを懸念し「そこにとらわれて、不安解消のことを考える毎日が続いていた」という。

その不安がようやく晴れてきたのが、前週の最終日のこと。「“その球”が一発も出ずにプレーできた」と、スコアは2日目と同じ「66」だったが、手に残る感触に格段の違いがあった。「下降した状態が、さらに下に行く状態だったかもしれないが、今週に入って練習した感じでは“戻ってきた”感じがある。割と早く戻せた」と、わずかでも上向きな調子を得て試合に臨めそうだ。

予選2日間は日本人史上5人目の米ツアー優勝者となった小平智、前年大会覇者の宮里優作と同組。「優勝争いをするときに闘志がみなぎるようなスタイルの選手たち。日曜日にそれをやることが大事」と、まずは丁寧に平日をプレーする。(愛知県東郷町/桂川洋一)

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