国内男子ツアー

松山英樹が始球式で115キロ 「かなり不満」

2018/04/14 15:14
7年ぶりの始球式を楽しんだ松山英樹。115キロの低速球はワンバウンドでキャッチャーのミットに収まった

松山英樹が14日、プロ野球・楽天イーグルスの西武戦(楽天生命パーク宮城)で始球式を行った。2011年以来2度目の登板となり、球速は115キロを記録したが、ボールはキャッチャーの手前でワンバウンド。「緊張して、どう投げればいいかわからなかった。かなり不満です。120キロが目標だった」と振り返った。

この日のために、2日間かけて計100球を投げ込んだ。則本昂大投手にもアドバイスをもらったといい、「ストライクを投げたかったし、恥ずかしい球を投げられないと思った。きょうの朝はひじが悲鳴をあげました」と笑顔を見せた。

【始球式】
プロゴルファー・松山英樹さんが始球式! pic.twitter.com/qY14kSSStJ

— パ・リーグ.com / パーソル パ・リーグTV【公式】 (@PacificleagueTV) 2018年4月14日

今年1月に他界した元楽天監督の星野仙一氏とは親交が深く、「何回か電話で話をさせてもらいましたし、もっと早い段階で始球式ができれば良かった」。星野氏がつけていた背番号「77」を背負い、故人をしのんだ。

マウンドに上がるときには観客から大きな声援を浴び、両手を振って応えた。東北福祉大出身の26歳は「(仙台は)大学生活を過ごした場所ですし、東日本大震災があった。少しでも貢献できればいい。ひとつずつ試合を頑張ってメジャーで期待される成績を残したい」と話した。(宮城県仙台市/玉木充)

本番前は楽天・則本昂大投手と練習した松山英樹
松山英樹は歓声に笑みも「ストライク投げたかった…」
始球式を終えて楽天・足立祐一捕手(右)と握手する松山英樹
球速は115キロを記録もかなり不満な松山英樹