国内男子ツアー

近藤共弘はQT上位逃す 2018年は生涯賞金の資格で出場へ

2017/12/05 17:39
来季は生涯獲得賞金の資格で出場する意向の近藤共弘

◇国内男子◇ファイナルQT 最終日(5日)◇セントラルゴルフクラブ 西コース(茨城県)◇パー72

47位からスタートしたツアー通算6勝の近藤共弘は「71」と伸び悩み、通算7アンダーの53位でホールアウト。35位前後が目安となる来季前半戦の出場権を逃し、2018年シーズンは一度だけ行使できる「生涯獲得賞金上位25位」(近藤は16位)の資格で出場する意向を示した。

ツアー通算6勝の40歳にとって、もっとも苦しい1年間だった。今年2月に腰を痛めてから一カ月ほどボールを打てず、練習不足のままシーズンイン。予選通過もやっとで賞金ランキングは94位に沈み、16年連続で保持してきたシード権を喪失した。

秋口に入りようやく復調の兆しが見えはじめた中で、17年ぶりに臨んだファイナルQT。「30位以内に入れなければ(生涯獲得賞金の資格を)使おうと思っていた。オフにトレーナーと相談して、良い状態で来年を迎えられるようなら使おうと思う。ブランクは持ちたくないし、今の状態なら出たい」と、サバサバとした表情で答えた。

「まずは体を整えて、オフにしっかりと練習したい。ゴルフの内容的は良くなっているので、またQTに来なくても済むように頑張っていきたい」と再起をかける新シーズンに目を向けた。(茨城県行方市/塚田達也)